みなさん、こんにちは
前回の予告で大会の結果が芳しくなければ「渥美が行く!鷺沼D級グルメぶらり散歩」をお届けする予定でしたが、皆さまに何とか報告できるレベルの結果となりましたのでお伝えします
今大会は関東地区を中心に北は茨城から南は静岡まで8つの支部が参加し、概ね100名の選手が集まりました
私は本部道場時代からの慣例で2004年から大会実行責任者を担当し今年で20年、当日まで準備に追われましたが無事本番を迎える事ができました
我が支部は第37、38回大会と2年連続総合優勝を果たし迎えた今大会、31名の選手が出場し結果は24種目のうち16種目で優勝、入賞数94個のうち半数近い42個の賞を獲ることが出来ました
出場した全員の奮闘を紹介したいのですが画像の都合で入賞者を中心に一部のみ紹介させて頂きます
試合前、恒例の川崎名物、大円陣。中央で音頭を取るのは7代目主将ひなのと副主将ひとみの6年生コンビ
幼児の部
幼児の部に出場した形・組手3位入賞のいつき(上)と組手優勝のりじゅ(下)りじゅは逆体からスピードのある突きで他を寄せ付けずストレート勝ちで幼児の部を制しました
この日大会デビューした初々しい1年生
4名の1年生が出場しフミカ(上画像)が1・2年形の部で敢闘賞を受賞しました!最初の試合で緊張したと思いますがここから始まった競技人生、これからの君達の活躍を期待しています
2年生
たかおきが形・組手で敢闘賞!
らいしんが組手で3位入賞!
決勝進出者
2年生のリョウ、安定した戦い方で組手準優勝、形3位入賞!
この日低学年の部で主役に躍り出たのはこの選手
先日の川崎市大会で並み居る県の強化選手達を抑え形・組手の2種目で準優勝し一躍その名が知れ渡った2年生の楓子(ふうこ)
この大会ではエントリー数最多となる1・2年男女形と女子組手で見事2冠を達成!団体戦(形・組手)も含め楓子はこの日負けなしでした!
3・4年女子
3・4年女子で形優勝・組手準優勝した3年生はるの、上級生を抑え2種目で結果を残したのは立派です
3・4年生女子組手を制したのは空手を初めて1年3ヶ月、川崎市でも3位入賞実績がある驚異の身体能力を持つ3年生のるりな(右)この先が楽しみな選手です
3・4年女子形で準優勝・組手3位に入賞した4年生メイ
下級生を束ね皆からの信頼も厚いしっかり者の彩琶(いろは)道場で4年生以下は彼女がしっかりコントロールしています。今回2種目とも敢闘賞に終わりましたが後輩達を動かす適格な指示と欠席メンバーの代わりをどこでも務めることができ道場での貢献度ピカイチ!頼もしい皆んなの姉御です
3・4年男子
3・4年生男子組手を制した4年生の明日陽(あさひ)ひなた道場の激熱男が攻めの組手で見事初タイトルを獲得、形でも敢闘賞に入りました
組手3位入賞の4年生タイラ
5・6年生
花形種目となる5・6年男子の形・組手を制したのはやっぱりこの男、神奈川県強化選手の経験を持つ川崎支部が誇る絶対エース5年生の和琉(なる)
3年生から出始めて3年間個人・団体含め組手で無敗、昨年は形・組手で2冠に輝き最優秀選手に選ばれた実力を存分に発揮し今大会もすべての試合で勝利し無敗記録を3年に伸ばしました、来年は小学生最後の年、在学中無敗記録に挑みます
中学生男子
基本稽古の鬼、中学2年のレオ、得意のバッサイ大に加え決勝では猛烈特訓中のアーナンで勝負し中学生形の部で見事優勝、組手でも敢闘賞を獲りました
中学個人戦決勝を戦ったのは1年生のハヤタ、コロナ明け5年生から出始めて昨年まで形競技無敗で勝ってきましたが今回は先輩のレオに軍配が上がり準優勝となりました
組手3位入賞のユウジン(右)
中学3年で今回が最後の良武会大会となりました、道場での仕上がりは順調でしたが惜しくも初タイトルならず、多忙な中学生、夏までよく頑張りました
中学生女子
女子の形・組手を制したのは中学1年の奈菜(なな)2種目優勝は2年連続、形に至っては3年連続優勝、良武会大会では無敵の強さを誇ります
形・組手で優勝争いを演じ準優勝した川崎支部の女帝、皆の精神的支柱・中学3年のひとえ
この大会はコロナで中止になる前は参加支部も多く、選手の数も今の倍以上いた時代に川崎支部で唯一低学年から形・組手ともに賞を獲り続けてきた彼女も今回が最後の大会
勉強・部活で多忙な時期も後輩達の試合前には自ら練習相手を務め、今大会も部活引退直後で準備期間が短い中、果敢に挑み優勝したナナに最も慕われる先輩として初の直接対決が実現しました
結果は練習量で勝る奈菜(左)に軍配が上がりましたがひとえ(右)は当支部が試合で勝てない時代から常に結果を出し続けた功労者です
最後に6年生
キャプテン雛希(ひなの)組手準優勝・形3位入賞
副キャプテン瞳(ひとみ)
6年生として挑んだ今大会、優勝こそ逃しましたが大会当日まで2人で道場生を牽引し頑張りました、秋から後半戦が始まります、残り少ない小学校生活、最後に有終の美が飾れるようもうひと踏ん張りして下さい
団体戦結果
試合前、団体形メンバーに檄を飛ばす関係者A氏
団体形低学年優勝 Aチーム楓子・りょう・はるの
3位入賞 Bチームあかり・らいしん・るりな
高学年団体形準優勝 Aチームひなの・ひとみ・なる
第4位 Bチームいろは・あさひ・こおた
中学生団体形優勝 ひとえ(4代目)レオ(5代目)なな(6代目)歴代キャプテンチームで圧勝しました
団体組手の部
1・2年男女混合組手 優勝 らいしん・楓子・りょう
3・4年女子団体組手 優勝 るりな・いろは・めい
中学生男子団体組手 優勝 はやた・れお・ゆうじん
最優秀選手賞(大会MVP)
男子は2年連続形・組手優勝の和琉が昨年に続き選ばれました、女子は1・2年形・組手で優勝した楓子が最優秀選手に選ばれました
閉会式後、先日高体連(高校空手)を引退したばかりのひなたコーチが試合に対する準備・心得を現役選手の目線から道場生達に熱く語っていました
今回が最後の良武会大会となった中学3年生のひとえとゆうじん
多忙な3年生にも関わらず大会に出場し、望んだ順位ではなかったかもしれませんが最後まで堂々と戦いやりきった姿は後輩達の良い手本となりました
ひなたコーチ、かんじトレーナーの高校生コンビと中学生
当日我が良武会のためにお越し頂いた高橋先生、澁谷先生、前田先生、白石先生ありがとうございました。先生方の適格なジャッジのお陰で大会を無事終えることができました、これからも良武会をよろしくお願いいたします!
師範総評
3年前に団体組手が種目に追加され、以降支部同士の威信を掛け戦う小学5・6年男子団体組手を今回初めて落としました
3支部による総当りで当支部は6年生男子がいないため5年生1名と4年生2名の布陣で臨みましたが2試合とも1勝2敗で4年生の2人は涙ながらに「強くなって来年は必ず勝ちます」と誓いを立てていました
まだこの道場は強くなる可能性があると確信しました、来年は5・6年団体のタイトルを取り返せるよう更に強化していきます
今大会もたくさんの道場生が入賞させて頂きましたが勝って単純に喜ぶのではなく何故自分達がこの日これだけの活躍をすることができたか、を考えて下さい
競技会をするためにはたくさんの人達の尽力があり対戦相手がいることで試合が成り立ちます
私が普段から道場生に伝えていることは必ず感謝の気持ちを持つこと
試合の時は引率・応援し、大好きな空手に通わせてくれている両親に感謝すること
自分1人では強くなれません、試合に勝つことができたら普段練習相手を務め自身を高めてくれた仲間達に感謝すること
学年が上がっていくと選手は徐々に減っていきます、特に女子選手は男子と比べ選手の数が少ないです。大会によっては試合をしたくても定員に達さず競技不成立になることもあります、よって試合をしてくれた対戦相手に感謝すること
最後に中学3年のひとえが言った「この支部はこんなにたくさんの選手がいてみんなが良い成績を収めて凄いと思います」彼女のこの一言は今の子達からは想像できない不遇の時代を過ごしたからこそ出てきた重みある言葉でした
コロナで2回中止になりましたが今から5年前の大会では200名近い選手が参加し、創設4年の川崎支部の出場選手は当時たったの6名で会場の隅っこに追いやられてました
それでも明るい材料として中学生ひなたが1年生ながら形・組手の個人2種目を制し、ひとえも小学3・4年生形・組手で準優勝、駿、カンジも上位入賞するなど在籍道場生10人ちょっとの川崎支部に希望を与えてくれました
2024年大会
2019年大会
少数ながらも30〜40名以上いる各支部相手に果敢に挑んだ先輩達が今の土台を作ったことを忘れないで下さい
良武会の中で川崎支部は今でも一番歴史が短い新参者の挑戦者、今年取れなかった5・6年団体戦をきっちり取り返し次の40回大会で蒼い川崎旋風を巻き起こしましょう!
まだまだ我が支部は発展途上の真っ最中、強くなるのはこれからなので乞うご期待
それでは、本日これにて