川崎市＆狛江市大会

10月になるとスポーツ界では秋季大会ラッシュとなります

我々のような指導者は自分の道場生が出場する大会で審判をやるのが慣習となってますがこの時期あちらこちらで大会が行われ、道場生が出なくても招待審判としてお声掛け頂く機会が増え、10月以降日曜日になると地球のどこかしらで審判をしており、報酬（対価）としてその大会で目にした優れた技術を戦利品として道場にお持ち帰りしウチの選手に伝授することです

そんなこんなで先日までに行われた大会レポートです

10月22日　川崎市秋季大会

先日ホームとなる川崎市の大会が実施され副審判長の私は大会を開催するにあたり当日の審判員を内外部から掻き集めたり、ルール確認のための講習会を本番までに数回行うなど大会前は多忙となります

ですが当日子供達の頑張っている姿を見ればすべての苦労がすっ飛び、この子達が試合を経て喜び・悔しさを感じ、逞しく成長することで空手をもっと好きになってくれるならどんな苦労でも大丈夫です

午前中に行われた小学生団体形（男女混合）

今回は17チームが出場し上位8チームが決勝ラウンドに進みます

当道場から男女1チームずつがエントリーし7月の良武会大会で優勝・準優勝したメンバーで臨んだ今大会、昨年は両チームとも予選敗退となりましたが今回見事2チームとも予選を突破し、入賞こそ逃しましたが女子チームが4位、男子チーム6位という結果となりました、2チーム揃って予選突破し前回以上の結果が出たことに快挙と勝手に思ってます、次回は入賞目指して頑張りましょう！

組手個人戦

入賞者と惜しかった選手を紹介します

秋季大会は小学生の個人形がなく組手競技だけですが少年少女拳士たちが躍動し小学1・2年女子で今回デビュー戦となった2年生ルリナが3位入賞！

小学3・4年男子では県の強化選手で良武会大会では組手で未だ負けたことが一度もない組手の絶対エース五十嵐なるが3位に入賞、県の代表が集う激戦区川崎市で存在感を存分に見せつけました

高校男子に出場したひなたは準々決勝で優勝した選手に惜敗し今回は5位に留まりました、家に帰ったら試合の動画を見ながら‘どよーん‘ってなってました（勝ちたかったらしい・・・）

その他、あと一勝で表彰台に上がれた選手達

惜しくもベスト8に留まったナナとヒナノ、今年の全少出場者が2名いる女子の部で上位選手との差は遠くないものの表彰台まであと一歩及びませんでした

当日お集まり頂いた招待審判の先生方、今回は私と高橋審判長（左）が所属する関東学生空手道連盟よりお越し頂きました、日本トップクラスの選手達を適格にジャッジする大学空手の審判員で当日も素晴らしい審判姿を見せて下さいました

11月3日　狛江市大会

コロナで中止になっていた狛江市大会が3年ぶりに実施され当日は当道場より16名の選手がエントリーし東京都で活躍する選手と手を合わせてきました

入賞者の紹介です

男女混合となった小学1・2年形競技、40名のトーナメントとなりましたが最近形で頭角を現してきた小学1年女子のふうこが2年生や男子選手を抑えて決勝へ進出、準優勝となりました！

こちらも男女混合となった小学3・4年形競技、最多人数となる47名がエントリーし、4年生ナルは今年、形・組手の双方で結果出しておりこの日も準優勝となりました

上級生や男子選手を抑えて3位入賞となった下級生まとめ役のいろは、準決勝まで駒を進め3年生女子として堂々の3位入賞となりました

5・6年からは男女分かれての実施となり、圧巻だったのは道場が誇る形の絶対エース、副主将の6年生ハヤタ。1回戦から決勝まで5試合すべての試合で相手側に旗1本も挙げさせない全試合オール5－0のパーフェクト優勝を成し遂げました（県大会が楽しみです）

5・6年女子もこれまた主将のナナが安定した演武で順当に決勝へ進出、東京都の強化選手に挑みましたが惜しくも準優勝となりました

先日の川崎市大会で団体形メンバーとして頭角を現してきた5年生ヒナノが準決勝に進出、ナナとのつぶし合いとなり3位となりました

中学生男子形は基本稽古の鬼、中学に上がり力強さが増してきたレオが1年生で見事優勝、終始安定した演武と正確な立ち方で初タイトルを手にしました

中学生女子は良武会川崎の生きる伝説、誰もがその実力と人柄に魅了され主将のナナをはじめ師範の私までもが信者となる川崎の女帝ヒトエ(教祖)。部活との両立で試合に出場する機会は減りましたが出場する大会ではキッチリ結果を残し2大会連続の優勝、相変わらずステキです！

組手競技

小学1・2年男女混合

組手も男女混合となった1・2年生の部、ここでも結果を出したのが先日の川崎市で電光石火の如く現れ入賞を果たした黄帯の新鋭ルリナ、この日も男子相手に驀進し2大会連続で3位入賞

同じく1・2年で今回デビュー戦となった1年生男子のタカオキ、初めての試合で勝つことができ敢闘賞を獲りました

小学3・4年男子

形で準優勝となったナルが組手絶対エースの貫禄を見せつけ殆どの試合でポイントを獲られる事なく堂々の優勝、この日は大技となる内回し蹴りを多用し引き出しの多さを見せつけました

反対ブロックから上がってきた同じ4年生のショウセイ、タイミングの良い中段突きを武器に決勝まで進みました

同門対決（1発目）実績で勝るナルがショウセイを圧倒、決勝を戦い良い経験ができたと思います

小学3・4年女子

女子の決勝戦も形で入賞したいろはが順当に勝ち進み、反対ブロックからこれまた同級生で本日組手デビュー戦となる3年生のメイ、うちでは希少な逆体（サウスポー）で今年から選手クラス入りし初の公式戦で勝ちを捥ぎ取りました、上級生を抑えて3年生の2人が決勝で同門対決（2発目）を演じたのは快挙です

男子5・6年が不在だったため当日最後の種目となったのは5・6年女子組手、決勝に進んだのはやっぱりこの2人、この日3発目となる同門対決はこれまで各大会で幾多の頂上対決を演じてきたナナ（赤）とユラ（青）の6年生コンビ、常に拮抗した対決をしてきた2人のこれまで戦績は1勝1敗、この日のライバル対決を制したのは良武会大会のリベンジを果たしたユラでした

まだまだこの先も続くであろうライバル対決（先生の願望）次回の結果はいかに？

各種目の表彰が終わり、最後に大会で形・組手ともに好成績を挙げた選手に贈られる最優秀選手（狛江市長杯）に4年生の五十嵐なるが選ばれました、ナルは7月の大会でも総合優勝し今期2度目の最優秀選手賞を獲りました

本人いわく目指しているのはここではなく、目標はあくまでも県の代表！と皆の前で宣言してました

今大会の戦績は優勝6種目、準優勝6種目、3位3種目でした。選手クラスに所属する主力メンバーは順当に結果を残し、一般クラスのメンバーは良い経験が出来たと思います、試合の目的は普段の稽古の成果を知る事とお互いを高め合い一緒に戦う仲間達がいる事を感謝する場です

主力選手は今月末の県大会（全少予選）までやるべき事が見えたと思います、26日の本番までにしっかり仕上げましょう！（その前に23日に試合がありますが）

おまけ

高校空手編

先日、高校の関東選抜予選が行われ昨年は東京都個人戦3位に入ったひなたでしたが今年は準々決勝で東京都の雄、SY学園の選手に1－0で惜敗しベスト8に留まりました、2年連続のベスト4ならず・・・また家でどよーんってなってました、今週の団体戦は期待してるよ（この日はいち父兄として私服姿で眼鏡してマスクして会場の隅っこからストーカーのように観戦してましたが3人ぐらいに身元がバレました）

大学空手編

今年から審判の領域を学連（大学空手）にまで範囲を広げ、先日は空手道の聖地・日本武道館で行われた関東大学選手権の審判に行ってきました

全空連の公式チャンネルで動画配信されるほど格式高い大会で現役の全日本代表クラスが揃う関東学連、普段の大会と比べ桁違いのスピードと多彩な技、周りの大学応援隊に圧倒されそうですがなんとか最後まで職務を務めてきました（見て下さい、このヤメを掛けた時の指先の美しさ）

この秋も幼児指導から学連審判まで色々行事が目白押しですが世間を賑わしている変なウイルスにやられないようしっかり気を張って過ごします

小学生は11月26日、中学生は12月24日、年の締めとなる県大会があります、やり残しと後悔がないよう良い結果を残し最後は笑顔で拳タッチできるよう頑張りましょう！

それでは、本日これにて

審判のやり過ぎで声がガラって中々元の美声に戻らない渥美より